コアラマットレスの洗い方を解説|ワインも零れない秘密は?
最近、よく耳にする「コアラマットレス」。
有名メーカーのマットレスに匹敵する品質で、良い評判も耳にしますね。
しかし一方で、「カビが生え安い」、「洗えない」、という意見も。
そこでこの記事では、コアラマットレスについて、
コアラマットレスの洗い方
コアラマットレスのカビ予防法
を調べて、分かりやすく解説していきます。
コアラマットレスの特徴 マットレスは洗える?
まずは、コアラマットレスの特徴から、コアラマットレスは洗えるのか?について解説していきます。
コアラマットレスは低反発と高反発素材を組み合わせた3層構造です。
上層70N、中間層120N、下層200Nという構造になっているため、仰向けでも横向きでも理想的な睡眠姿勢を保てます。
表面は体にフィットする70Nの低反発素材で柔らかさとフィット感を感じますが、中間層と下層は高反発素材なので体が沈み込みすぎることなく寝返りもスムーズにできます。
また、ゾーニングも取り入れています。
コアラマットレスならではのポイントで、最も注目すべきなのが独自素材のクラウドセルです。
コアラマットレスは睡眠貧国である日本人の睡眠を研究し、日本人が心地よく眠れる硬さのマットレスを作り出すために独自のフォームの開発を行い誕生したのがクラウドセルです。
クラウドセルは通気性が良く耐久性も高いため、ウレタン素材で懸念されていた「蒸れ」や「へたり」を軽減するつくりになっています。
コアラマットレスは『へたり』に対して10年保証を設けています。
保証内容は非常に手厚く、マットレスに2.5p以上のヘタリが出た場合、10年間何度でも無料で交換を行ってくれるというものです。
マットレスの価格から考えてもこの値段で、そんなにも手厚い保証が受けられるのかと驚いてしまいますが、
10年という長期保証内容から品質はもちろん、耐久性にも自信があることが伝わってきます。
ちなみにですが、コアラマットレスの保証期間は30万円以上する有名な高級マットレスメーカーと同等の保証期間です。
コアラマットレスは「120日間のトライアル期間」があります。
マットレスが自分の体に合うか自宅でゆっくり考えて欲しいという想いから、120日間自宅でお試しできるサービスを取り入れています。
他のマットレスでもお試し期間を設けているところはありますが、120日間という長期に渡ってのお試しが行えるのはコアラマットレスならではのポイントです。
文章を読むのが面倒くさいという方は、動画をご覧下さい。
コアラマットレスのことが大体分かると思います。
大抵のマットレスはそうですが、コアラマットレスは洗うことはできません。
というのも、コアラマットレスは複雑な構造をしているため、洗うことで構造が壊れる恐れがあるわけです。
コアラマットレスにはなぜカビが生えるの?
コアラマットレスにカビが生える原因は、ズバリ湿気です。
というのも、カビというのは意外と簡単に生えてしまいます。
カビが生える原因
湿度65パーセントというとかなり高く感じますが、人間は寝ている間にも汗をかきます。
普通のマッツトレスなら、吸収して霧散させるのですが、コアラマットレスはウレタン製のため、
水分がウレタンの小さな穴をすり抜けて、マットレスの下に溜まっていき、やがて蒸発して湿気の原因になります。
こうなると、もろにマットレスに湿気が当たるため、カビが生えてしまうのです。
もちろん、これはコアラマットレスに限った話ではありません。
コアラマットレス以外にも、厚みのあるマットレスなら起こりえる現象です。
これを防ぐには、マットレスは必ず床から離す(直に置かない)という対策が最も効果的です。
コアラマットレスの洗い方とお手入れ方法
繰り返しますが、マットレスそのものは残念ながら洗うことは出来ません。
これはどこのメーカーのマットレスも同じでしょう。
ただし、マットレスそのものは洗えなくても、お手入れでカビを予防することは可能です。
マットレスを定期的に陰干しする
コアラマットレスのカビを予防するために、定期的に陰干しをしましょう。
コアラマットレスを陰干しすることで、内部や床との間に溜まっていた湿気が放湿されるので、カビが発生する可能性が減少します。
日の当たらない風通しの良い場所で、数時間〜1日ほど壁に立てかけるか、マットレスの下に本や缶を置いて隙間を作り、扇風機で湿気を吹き飛ばしましょう。
必ずベッドフレームやすのこを使う
コアラマットレスは直置きしないで、ベッドフレームやすのこを使用して、床との間に隙間を作りましょう。
隙間があれば湿気が溜まりにくくなるので、カビが発生する確率を抑えられます。コアラマットレスの公式サイトでは、専用のベッドフレームを販売しているので、購入の検討をおすすめします。
除湿シートなどで湿気を防ぐ
コアラマットレスのカビを予防する湿気対策の3つ目は、除湿シートやベッドパッド、マットレスプロテクターなどを使用することです。
コアラマットレスの下に除湿シートを敷いておけば、汗や湿気などを取り除いてくれるので、カビが発生する可能性を抑えられます。ベッドパッドやマットレスプロテクターのように、コアラマットレス内部に湿気や寝汗が染み込むことを防ぐアイテムもおすすめです。
コアラマットレスにカビが生えてしまったら?洗わずに除去する方法
万が一、マットレスにカビが生えてしまったら、以下の方法で除去しましょう。
消毒用アルコール等でふき取る
コアラマットレスにカビが生えた時は、最初に消毒用アルコールやエタノールで除菌をしましょう。エタノールはドラッグストアで販売していますが、作業を考えるとスプレータイプがあると便利です。
まず、カビに消毒用アルコールやエタノールを吹きかけ、浸透するまで1時間ほど放置します。次に、ぬるま湯で濡らして絞ったタオルで、スプレーした箇所を叩くように拭き取ります。
タオルでこすってしまうとカビが広がる恐れがあるので、注意しましょう。
ただし、アルコールでの除菌は確かにカビには効果的ですが、色落ちやひび割れの原因にもなりますので、
ジェルタイプは避けて、スプレータイプをサッと吹きかける程度にすることをお勧めします。
カビ取りスプレー
アルコール以外にも、市販のカビ取りスプレーもおすすめです。
こちらはAmazonで販売されているマットレス対応のカビ取りスプレーですが、沢山の種類がホームセンター等でも販売されています。
カビ取りスプレーには、マットレスにも使えるものもありますし、カビの黒ずみを落とし、カビの餌になるバクテリアの増殖も抑えてくれます。
ただし、色柄物は脱色の恐れがあり、使用ができませんので注意しましょう。
「マットレスが脱色してもカバーをするのでカビが取れればよい」
という場合のみ使用可能です。
酸素系漂白剤を使う
消毒用アルコールやエタノールで拭き取ったら、次は酸素系漂白剤を使用してみましょう。
幾つか種類はありますが、おすすめの酸素系漂白剤はオキシクリーンです。オキシクリーンは漂白や消臭、除菌力の高い酸素系漂白剤で、コアラマットレスのカビ取り以外の場面でも活躍します。
まず、オキシクリーン1オンスを水1Lで希釈し、カビに吹きかけます。消毒用アルコールと同様に1時間ほど放置し、ぬるま湯で濡らしたタオルでカビを叩くように拭き取ります。
カビがあまりにも酷い場合は買い替えも検討しましょう。
そのまま使い続けると、病気の原因にもなり危険です。
カビを除去すると考えた時に、台所やお風呂で使用するキッチンハイターやカビキラーを連想した方もいらっしゃると思います。
ですが、キッチンハイターやカビキラーは非常に強い「塩素系漂白剤」なので、直接肌に触れたり、
吸い込んだりする可能性のあるマットレスに使うのはあまりに危険ですので絶対に使ってはいけません。
また、マットレスの変色を引き起こす可能性も高いです。